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2001年2月例会
開催月日 2月11日(土)

開催市町

温泉町
テーマ 面沼神社のお茗荷祭り
講師

面沼神社神官 安藤春重    面沼神社総代 川村 勇

場所 面沼神社 温泉町竹田 
参加者 島垣・浜野・丸山・田中・太田・藤原・友田・中尾・高石・湊 崎・能登・中島・衣川・伊藤・木村
担当 丸山・藤原・衣川


■ お茗荷祭りの概要
毎年2月11日に面沼(めぬま)神社でおこなわれる神事。  早朝5時30分、まだ周辺は暗く凍るような寒さの中、神事は始まる。総代さんが明 かりとなる提灯を持ち、境内のすみにある「めぬ池」という小さな池へ神官さんを導 く。セキショウを敷いた三方を持った神官さんが池の前に立ち、ろうろうと祝詞をあ げる。そのあと、神官さんは池の中にある小さな踏み石を渡って茗荷の生えるところ へ行き、泥の中に手を入れ、茗荷を探がす。総代さんは神官さんの手元を照らすため、提灯を持って池の反対側へ移動する。神官さんは神妙に茗荷を1本摘み、池の水 できれいに洗い、三方にのせる。同じことを繰り返し、茗荷を3本、三方にのせると 池の前へ移動し深々と礼をする。

木地のふたを上にのせた茗荷を拝殿へ運び、ご神前に奉納し祝詞をあげる。参拝者 が集まり始めると、神官は神前の茗荷を参拝者ひとりひとりの前で、ふたをあけて見 せて回る。参拝者はその茗荷の形・大きさ・光沢・色ぐあいから、その年の吉凶・景 気を自ら占う。今年も豊作であると総代さんは占った。

昔は「命賀(みょうが)めでたや、富貴(ふうき)はんじょう」と言いながら、参 拝したという。健康と富が授かりますようにという意味だそうである。当時は浜坂な どの漁師たちがふんどしだけの裸でお参りした。裸でも風邪をひくこともなく、命が 延びると言い伝えられた。また、女性の参拝は禁じられていた。


■ 茗荷の不思議
自然にできる茗荷は、普通暑い頃に食べるもので、真冬に芽が出るものではない。 しかし、なぜか「ぬめ池」には、茗荷が2月の1番寒い時期に芽が出る。理由はわかっ ていない。昔、悪さをする人がいて、前日に茗荷を全部ひっこぬいて持ち帰った。 ところが、翌日の神事には何の支障もなく茗荷の芽が3本とれたという。これもなぜな のかわかっていない。


■ 面沼神社について
文化3年(647)7月に鎮座の式内社で(湯泉郷・一宮)、古くは面沼大明神・米持 大明神・明持大明神といっていたが、明神号を廃止するようになってから、面沼神社 と改称された。神社のある場所は、山陰道を上り下りするする人に峠より目の前に見 えた面治山があり、目標とされた。また、湯泉郷、八太郷(はったごう)の接点(出 合)で、春来川、岸田川の流れを集めたよく肥えた面沼池があった。交通の拠点とし て栄えた山陰道の面治駅があったところでもある。神社の紋所は「だき茗荷」で、但馬には他にない。

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