| 開催月日 | 1月26日(土) | 開催市町 |
豊岡市 |
| テーマ | 伝統芸能・法花寺万才を復活!後継者に伝える | ||
| 講師 | 森田道雄 |
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| 場所 | 豊岡市立コウノトリ文化館 コウノピア | ||
| 参加者 | 和田・島垣・浜野・中田(孝)・中嶋・高石・衣川・守本・岩本・木村(昌)・中安・太田・能登・西躰・友田・山本・粂井・木村(尚) | ||
| 担当 | 高石・岩本・衣川 | ||
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■ 法花寺万才の歴史 江戸時代の末期ごろに上方(京都)に出奉公していた法花寺(豊岡市)の百姓が習い覚えてもどり、地元に伝えたのが 「法花寺万才」の始まりといわれている。生活を少しでも楽にするため、農閑期の出稼ぎとして、但馬はもちろん、丹後や姫路、鳥取方面まで「門付け」 してまわった。最盛期には10数組みあったという。このころは、警察から許可をとって鑑札がないと村を出られなかった。戦争がはじまり、昭和10年ころ 気楽なことをやっていてはいけないという時代の流れでやめている。終戦後、若者の気分も晴々として万才もよくおこなわれるようになり、法花寺でもボ チボチやる人もでてきたが、外に出てやることはなかった。 昭和37年ころ、農協の合併10周年記念で、各地区の芸能大会がおこなわれ、それに出席し たことがきっかけで復活することになり、昭和40年有志が集まって「法花寺万才保存会」を結成した。平成5年、文化庁主催でおこなわれた「第35回近畿・ 東海・北陸ブロック民俗芸能大会」に出演し、だんだん知られるようになった。平成8年には「門付け」を復活させ、市長や議員さんの家をまわった。 現在、「法花寺万才保存会」のメンバーは12人。式典・結婚式・老人会・芸能祭など年12・3回は出かけて舞う。毎月第3日曜日が練習日となっている。 後継者もでき、若い人たちへと伝えられている。 |
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■ 法花寺万才とは よく知られているのは、国の無形文化財に指定されている三河万歳であろうか。この時代は各地域に万才があったと考えられるが、今に残っているものは数 少ない。現在の漫才の源流ではないかといわれている。 法花寺万才は、太夫(たゆう)、才若(さいわか)、三味線2人の計4人で演じられるが、三味線は1人で演じる場合もある。主人役の太夫の衣裳は、烏帽子に 千早を着け扇を手に持つ。才若は太夫の下男役で頭巾、たっつけ袴姿、鼓を打ちながらおどけた姿で舞う。今でいうボケとツッコミである。 1 門入り(家々に入る最初の挨拶口上) 2 蚕祈祷(家の繁栄、または養蚕や農業の豊年を祝う) 3 戎子参り(西宮の戎大社への参拝する道すがらをうたったもの) ※まだ復活していない 4 大峰参り(大和の大峰山《修験者道場》へ行く道中をうたったもの) などの4つの語りからなり、全部を演じると約2時間以上にも及ぶ。それぞれの語りには、家内の繁栄、農作物の豊穣、昔の主従関係がおもしろおかしく歌われ ている。 語りは口づたえで覚えてきた。長年語り伝えられているうちに、言葉が転化して意味がわからないものもある。 毎年、正月1月1日から15日までの間、各地へ出かけていって泊まり歩きながら門付けをした。玄関でトントンと叩いてお願いし、土間口に入って舞った。不 幸などがあった家からは「おとうり」と声をかけられる。そういわれると素通りすると決まっていた。 ご祝儀はお金ばかりではなく、餅などをもらうこともあった。しかし、餅は重く持ち歩くのが大変なのでお金に換えて持ち帰ったという。泊めてもらう家は いつも決まっていた。法花寺万才は男性がするもので、女性はしない。 |
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| ■ 岩下会長さんのお話から 「昔は生活が苦しいので、少しでも楽になればという出稼ぎだったので、乞食万才といわれてつらい思いをしたこともあったようです。だから、近所での 門付けはいやがって、竹野・香住、丹後や鳥取など少し離れたところへ出かけて行ったようです」 「苦しいこともあったでしょうが、反面楽しいこともたくさんあったと思います。毎年泊めてもらう丹後のお家でお風呂に入れてもらうと、風呂場の横が 牛小屋で、風呂に入るとき、ふんどしを横にかけて入って出てみると、牛がふんどしを加えて入ってしまって、ふんどしがなくなっていたとか。この話を アドリブで入れて万才をやると、大変うけておもしろかったという話を聞いたことがあります」 「子供のころ、おじいさんが練習する姿を見ていたので、だいたい語りは覚えていました。保存会ができてから、村の師匠に教えてもらいました。昭和10 年より前に門付けにでていた85才のおじいさんが、現在も元気でいます」 「法花寺万才の本来の姿である門付けをやりたい。これからもずっと門付けを続けていきたいと思っています。駅前から大開通の商店街の家々を、ずっと 門付けしてまわりたいですね」 「今は伝統芸能といわれていますが、法花寺万才は舞台芸ではなく、もっと土くさい大衆芸です」 「まだ復活できていない西宮えびす参りを復活させたい」 「茅葺きの家の前で舞っているところの写真がとりたい」 「お客さんがいっぱいおられると、はりきってやります。少ないと身が入りません。お客さんの拍手が励みになります」 「好きでないとなかなかできません」 「地域の共同体で育てていかないと、育てられない」 「後継者の2人に今年は初舞台をふんでほしい」 「呼んでもらえば、どこにでも行きます。ぜひ、ご贔屓にお願いします!」 当日、法花寺万才を舞っていただいた方々 山田勝義さん(太夫)、岩崎 誠さん(才若)、佐々木智也さん(三味線) |
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