| ■現地見学 →アルバム1を見る
→アルバム2を見る →その他の被害状況(Dear My 但馬)
|
堤防決壊地点(豊岡市立野)→ 豊岡市ゴミ集積所(豊岡市神美台)→ 小野川放水路(出石町嶋)→(出石町鳥居)→ 日高町商工会の裏(日高町江原)→ 中田工芸(日高町岩中)→ 赤崎の堤防(日高町赤崎)→(八鹿町宿南)→ 八鹿町九鹿 → 大屋町和田(南谷)→ 鮎公園
|
※ 鳥居と宿南は車で通過
|
| |

円山川堤防決壊地点。補強された仮堤防(豊岡市立野)。
|
|

豊岡市災害ゴミ集積所(豊岡市神美台)。災害ゴミは2年分。この日は、東大阪市のゴミ収集車が多数応援に。
|
|
■会員トークまとめ
|
【感想】
- こんなすごいことが起こっていたとは。
- 水害や雪害は経験したが、風倒木(ふうとうぼく)にはショックを受けた。
- 実際に足を運んで見て考えるのが一番。
【生活】
- 体験者の方に、何が一番困ったか、どう工夫して過ごしたか、「本音」を聞き取りして後に伝える必要があるのでは?
- 誰もが意識して災害に備える必要があると感じた。
- 今後は、保険にも注目していきたい。
- 水も電気も「あって当たり前」が前提だったとひしひし感じた。
- ボランティアする方も受ける方もそれぞれに大変さがあった。
- 病院では患者さんやカルテなど2階に上げたが、古いカルテは水に浸かった。救急車、訪問看護者も水に浸かった。
- 流木とゴミの多さ。ここ数年、大水がなかったので溜まっていた?
|
| |

円山川が自然に細くなってほぼ直角に蛇行している箇所(日高町江原)。
|
|

この高さまで泥水に浸かった(日高町岩中の中田工芸)。この裏の稲葉川は急激に蛇行して円山川に注いでいる。
|
|
【情報】
- Docomoの携帯でほとんど連絡が取れず、翌昼まで家族の安否も確認できなかった。携帯は、電源がなくなると使えない。情報を知る手段の重要性を感じた。
- テレビなど、報道の偏りを感じた(水が退かず「絵になる」ところ)。
- 報道の偏りが身に沁みた。地域のCATVがもっと力を入れて、近くのもの同士でボランティアできるように。
- 情報を蓄積して残す必要を感じた。
- 情報は防災無線で流れてきたが、「水位が4mになった」「5mになった」「内水のポンプを止める」という内容。これらが何を意味するのか、市民はわかっていないのでは?
【地域別】
- 九鹿の山崩れは、長寿の郷のために県が買収した土地(裏側に長寿の郷がある)。そこに市道を建設しかけていた。事務所が1軒、丸っきり土砂に埋まっている。現在、センサーを設置し、亀裂が4mm以上になるとサイレン(=避難指示)を鳴らすようにしている。復旧は大変。どんな風に解決されるのか、結末を見届けてほしい。
- 宿南は255軒のうち床上浸水が130軒。現在でも、畳の敷けている家はほとんどない(乾燥していない)。電気は丸1日後、水道は3日後に復旧。ガスは家によって差(団地の基地から供給されていたところは遅かった)、風呂(ボイラー)は1週間〜10日かかった。
- 浅倉、赤崎、宿南は同じ水位。宿南では、夕方4時から床下浸水(2本の小さい川が氾濫)。いったん退いた後、円山川が逆流してきた。ピークは午後9時ごろで、午後9時〜11時にかけて水が退き始めた。
- 江原で水が減り始めたのは、10:40ごろ。
- 大屋では3時ごろから8時ごろまで、ずっと高水位が続いていた。
【山】
- 山に力を入れる必要があると感じた。
- 里山保全する人がいない。
- 今、山を持っている人がえらく責められている。裏山のスギの植林をやめてほしいと言う人は多かったが、以前はちゃんとした声になっていなかった。本来植えてはいけない場所にまで一面に植林してきた。これからは林業の見直しが必要。
- 山の保水力がなくなり、どんどん下流に(短時間に)水が行くようになった。
|
| |

未だ避難勧告が出ている大規模な山崩れ(養父郡八鹿町九鹿)。この山の裏側は長寿の郷。
|
|

大規模な風倒木(養父郡大屋町和田)。この付近の山では同じような風倒木被害が目に付く。
|
|
【水位・温暖化】
- 元々、勾配が極端に緩い(一万分の一?)川だが、温暖化でもっと水はけが悪くなるのでは?
- 豊岡の堤防決壊と日高の水の退きには因果関係がない(決壊よりも早く水が退きだした)。雨が上がって水位が下がったため。
- 水位の上がるのが速かった。土嚢を積む暇もない速さだったのでは?
- 「朝来から日高まで○時間」とお年寄りなどは言うが、短くなってきている。いずれにせよ市町を超えた連携が必要。
- 今回の降水量は伊勢湾台風より10mm多い程度。平成2年の19号のときは伊勢湾台風の2倍降っていた。しかし、今回、八木川は平成2年よりもはるかに高い水位だった。江原も前回は水はつかなかった。今回は、それまでに降り続いた雨で地面が飽和状態だったのか?そうなると、山の保水力よりも、温暖化が大きいのではないか。今後も、今年のように何回も台風がやってきて、最後の台風で洪水…のパターンが毎年のようにあってもおかしくないのでは?
- 今回は風もすごかった(大屋)。風が吹くと、地面も動くし、木の葉についている水が全部落とされる。大変な量になるはず。
【立地・治水・メカニズムなど】
- 「数十年に一度の」と言われているが、来年以降同じような台風が来ないという保証はない。メカニズムをはっきり知りたい。
- 地震と違って、水害はメカニズムがわかるはず。力を結集してメカニズムを解明してほしい。
- 考えてみれば、豊岡には「灘千軒流出」の伝説がある。(注:天正元年の大洪水で、灘千軒と呼ばれる集落が流路を変えた円山川によって流され、なくなったという伝承)
- 昔から洪水のあった地域。先人はどんな風に水と闘ってきたのか知りたい。先人の知恵を活かすべき。
- 江原(商工会の裏)のように、川幅が急に狭くなっているところがある(自然にそうなった)。その上流部はどうしても浸かってしまう?
- 円山川は充実した治水対策ができていると思っていたが、新聞報道などで、実際には全国的にずいぶん低いと聞いて意外に思った。これまでずいぶんの資金を投入してきたはずなのに、なぜできていないのか。
- 河川改修で上流部がコンクリート張り&直線化されていったが、それによって流速が速くなっている。
- 流域全体を視野に入れた治水対策が必要(上流の河川改修が下流に及ぼす影響など)。
- 「開発」の名の下に人が住んではいけないところにも家を建てていたのかもしれない。
- 昔は、下流に流れる水量を減らすためにわざと水を溜める遊水地があった。今は、本来、遊水地であったところに家が建ち、堤防を切るに切れない状態なのでは?
- 絶対安心な堤防作りなどを目指すと途方もないお金がかかるのでは?上流部で遊水地を確保するなどした方が望ましいような気がする。
- 元々低いところに住んでいる。災害を防ごうとすれば、途方もない治水事業が必要になるのでは?百年の計で地形を踏まえた地域づくり(住み分け)を考えてほしい。
|
■参考
|